日本ホテル教育センター(石塚勉理事長)は11月28日、ホテル業の実務知識力を認定する資格として19年度第1回「ホテルビジネス実務検定試験」(H検)を実施する。試験は、ベーシックレベル(2級、1級)、マネジメントレベルの3種。資格制度を生かしたホテリエのキャリアアップを支援する。
H検は、ホテル業界への就職を学生や、レベルアップを目指す現役ホテリエを対象に実施。これまでに5万人以上が受験している。
試験では、基本事項としてホテルの基礎、営業業務として宿泊、料飲、宴会、調理、マーケティング業務、管理業務として総務・人事、施設管理、仕入れ・購買、経理・会計業務について問う。
「自己啓発の促進、実践的な教育の環境醸成、社内での昇格、昇給の目安など、幅広い目的で活用してほしい」と担当者。
申請期間は10月7~28日。費用は、一般団体と個人受験が、ベーシックレベル5100円(税込み)、マネジメントレベル8200円。試験会場は、札幌会場(経専北海道観光専門学校)、東京会場(専門学校日本ホテルスクール)、大阪会場(エル・おおさか)、福岡会場(九州観光専門学校)の四つ。問い合わせはメールアドレス01hken@jec-jp.org。
ベーシックレベルの試験は、19年度第2回試験として、2月29日にも実施される。